2007-12-03

『学校のなぞ』中村弥和 を読んで

学校のなぞ (愛育社)中村 弥和学校のなぞ
(愛育社)
中村 弥和


souiunogaii評価 ハート2つ

内容紹介
先生も知らない“学校の真実”をお教えします。
いじめはなぜなくならない?/問題教師や指導力不足教師について/教育委員会って?/集めたベルマークはどうするの?/小学英語はどうなる?……
本書を読んで学校を取り巻く問題をよく知りましょう。学校を良くするのも悪くするのも私たち次第です!

著者の中村弥和さんはフリーの教育ジャーナリスト。2児の母でもあるという。
そんな彼女が書いた本書は、ふつうの一般市民のレベルで見た“学校”にまつわる「なんでだろう?」「どうしてなの?」に分かりやすく答えてくれる。
いわば、最新版・小中学校のしくみ入門みたいな感じだ。
文体も軽やかなので、スラスラと読めてしまう。
時間割り
朝礼の時間 あいさつ
1じかんめ 学校の仕組みを勉強しよう
2じかんめ 教員と言うお仕事
3じかんめ 学校を多角的に考えてみよう!
4じかんめ 子どもを取り巻く問題点
お昼休み
5じかんめ 「おつかれさま」な先生たち…
6じかんめ 知っていそうで意外と知らない謎の解明
帰りの会 あいさつ

自分自身が小学生だった頃に感じていた、学校へのギモン。
子どもを通学させる親の目から見る、学校へのギモン。
そのどれもが、実に素朴なものであり、かつ、とても大切な問題ばかりだ。

学校と言う場所は、多くの法律によって様々なことが細かく厳密にルールづけされている。
その細かさには正直驚いた。
校舎の面積、教室の天井の高さ、イスの背もたれの角度、などなど、全てはきっちり決められている。

さらに、教師の給料・各種手当て、学校の水道光熱費、図書室の本の購入費、ベルマークのお金、黒板の値段、その他いろんなものの金額を具体的に示してくれるのも面白い。
え、あれって結構高いんだ、みたいな。

もちろん、イジメ、給食費不払い、教師の適正、などなど現代の教育現場がかかえる重要課題にも触れられているし、著者の考える問題解決への提言も興味深いものばかり。

全国の小中学校への調査から得られたデータや、各地の珍しい改革や取り組みも紹介されている。

20代の私でも、「私の頃とは違うんだな」と感じる変化が、学校の中ではたくさん起こっているのをしると、時代を感じる。
さらに、地域間の差も大きいみたいだ。

びっくりしたのは、都内のほとんどの学校では、トイレ掃除が業者委託されているそうだ。
トイレ掃除は生徒の仕事じゃないの?と。

とにかく、この1冊、今の学校をザッと知ることができるし、いろんなことを考えるきっかけを見つけられる。


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