2007-11-20

『レンタル・チルドレン』山田悠介 を読んで

レンタル・チルドレン (幻冬舎)山田 悠介レンタル・チルドレン
(幻冬舎)
山田 悠介


souiunogaii評価 ハート2つ

あらすじ
子供のレンタルと売買を行う会社P.I.。
そこで泰史は、死んだ息子そっくりの子供の売買を決めた。
しかし1カ月後、子供の体に異変が……。
原因究明に乗り出した泰史が見た、悲愴な真実とは?

『レンタル・チルドレン』というタイトルだけで、そのストーリーの大筋を誰もが予測できてしまうと思う。
そして、実際にその予想の通りに物語りは展開していく。
だが、しかし、ラストには驚きの結末が用意されている。

このスタイルは、前に読んだ『リアル鬼ごっこ』にもよく似ている。
テレビドラマのナレーション(副音声とかの)を、そのまま文章にしたような、一人称と三人称が入り混じった、どこか違和感のある文体。
そうそう、これが山田悠介だよな、と。

表紙に描かれている一人の少年。
彼の瞳、彼の表情、不思議な魔力を持っているように感じる。
読む前と、読み終わった後とでは、まるで別の少年のように見えてくる気がする。

私は小さい子供はあまり好きではない。というかむしろ嫌いだ。
でも、子供の登場する小説や映画は、比較的好きなほうだ。
と、私のような「現実の子供は嫌いだけれど、物語世界の中の子供は好き」などという、リアルとバーチャルとを変に区別して見るというやりかたが、実は危険なのかもしれないな、などと本書を読んで思った。

ストーリーや世界観はかなり違うけれど、でもどこか似ているなと感じたのは、
映画「A.I.」かな。

後半からラストに向けて、急加速していく。そしてゾクッとする結末。
これだから山田悠介はやめられない、な一冊。

【関連】
「リアル鬼ごっこ(改訂版)」山田悠介 を読んで

映画「リアル鬼ごっこ」公式サイト
リアル鬼ごっこ (幻冬舎文庫)山田 悠介リアル鬼ごっこ
(幻冬舎文庫)
山田 悠介

souiunogaii評価 ハート3つ

A.I.出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント 監督:スティーブン・スピルバーグ「A.I.」
出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント
監督:スティーブン・スピルバーグ

souiunogaii評価 ハート4つ


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