2007-11-17

『派遣のリアル 300万人の悲鳴が聞こえる』門倉貴史 を読んで

派遣のリアル (宝島社新書)300万人の悲鳴が聞こえる門倉 貴史派遣のリアル
300万人の悲鳴が聞こえる
(宝島社新書)
門倉 貴史

souiunogaii評価 ハート2つ

内容紹介
ワンコールワーカー、偽装請負、データ装備費問題、ネットカフェ難民…
「ハケン」から日本の未来が見えてくる
『ワーキングプア』の門倉貴史が鋭く問う!
派遣労働者、大手派遣会社社員への取材ドキュメントも10本収録

この本に書かれている内容こそが、派遣社員に代表される非正規雇用労働者たちのリアルな姿だとするなら、その働き方の先にあるのは暗闇しかないのかと思えてくる。
もくじ
第1章 日給6000円で働く人たち
第2章 10分で分かる派遣の歴史
第3章 使い捨てられる女性派遣の現実
第4章 ネットカフェ難民と団塊派遣
第5章 労働ビッグバンは派遣に何をもたらすのか?

派遣会社、派遣社員、派遣先の会社の3者の間のゆがんだ関係。
本来は違法であるはずの二重派遣・偽装請負。
労働者派遣法、労働基準法、などの労働関連の法律。
バブル崩壊と就職氷河期。男女の格差。団塊世代の定年退職。
ネットカフェ難民とワンコールワーカー・スポット派遣。
労働ビッグバン・再チャレンジ支援などの政府の政策の問題点。

本書は、様々な角度から、「派遣」という働き方についての問題点を指摘し、その対策法を提案している。
一冊で、「派遣」についての一通りの知識が得られる内容になっている。
タイトルに“リアル”とあるが、説明にはグラフや表などのデータが多く添えられており、説得力に富んでいる。

また、実際の派遣社員の声や、ライターによるスポット派遣潜入取材によるドキュメント「派遣のリアル」も、非常に興味深い。

今日のニュースでも、ニューヨークのブロードウェイの労働者のストライキを報道していたし、
新聞でもフランスやドイツの鉄道のストライキの記事があった。

本書の最初のページには、次の言葉が書かれている。
「労働は商品ではない」
―フィラデルフィア宣言(国際労働機関)

ワーキングプア (宝島社新書)いくら働いても報われない時代が来る門倉 貴史ワーキングプア
いくら働いても報われない時代が来る
(宝島社新書)
門倉 貴史


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