2007-11-15

『世界がもし100年の物語だったら』リチャード・マクドナルド を読んで

世界がもし100年の物語だったら (夏目書房)If the world were a 100 years storyリチャード・マクドナルド(抽出), 宮田炳午(訳), 佐藤ヤエコ(絵)世界がもし100年の物語だったら
If the world were a 100 years story
(夏目書房)
リチャード・マクドナルド(抽出)
宮田炳午(訳)
佐藤ヤエコ(絵)

souiunogaii評価 ハート2つ

地球の誕生から生命の出現、人類の歩み……そして、2001年9月11日。
地球の時間を100年に置きかえてみると、違った世界が見えてくる。
美しい絵でたどるコンパクトな絵本。

46億年前、宇宙に地球という星が誕生してから現代までの、この世界の歴史を100年間に縮めて語ってみよう。
このプロジェクトは、アメリカのある小学校の先生と生徒の間でのEメールから生まれたそうだ。

本書はその内容をそのまま絵本にしたもの。

46億年という、その長さが想像できないくらいの歴史を、100年間というタイムスケールに直してみると、なるほど、そこには従来の考え方では得られなかった新たな認識をたくさん見つけられた。

海で最初の生命が生まれ、恐竜の時代、マンモスの時代と順にページを繰っていくのだが、人類の登場がこんなにも終わりに近い時期だったのかと、(よく考えれば当然のことなのに)正直驚いてしまう。

アフリカでヒトの祖先が誕生したのが99年目の12月。
人類史は、100年間のうちのたったの1ヶ月しかない。
12月31日の午後10時58分にキリストが生まれ、11時58分18秒に原爆投下、11時59分1秒にアポロ11号月面着陸。
科学技術の発達と戦争の歴史は、秒刻みで進む。
地球号のこれまでの生涯を100年に置き換えてみると、最後の1日で地球号の生命力は危機に瀕することになったのです。真夜中のわずか15分の間に、地球号は失速し遭難する危機を迎えることになりました。はたして夜明けはおとずれるのでしょうか?

佐藤ヤエコさんの、水彩絵の具で描かれたやわらかい絵が、また素敵だ。


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