2019-05-01

[感想]愚か者の得意なフットワーク♪『年下のセンセイ』中村航 を読んで

4344427238年下のセンセイ
(幻冬舎文庫)
中村航

souiunogaii評価


内容紹介
思えば思うほど、なぜこんなにも遠く感じるのだろう。

予備校に勤める28歳の本山みのり。たまの休みの楽しみは、気のおけない友達と美味しいお酒を呑むこと。恋は3年していない。そんな時、後輩に誘われ通い始めた生け花教室で、助手を務める8歳下の滝川透と出会う。少しずつ距離を縮めていく二人だったが、神学のため透が地元を離れることになり……。
恋に仕事に臆病な大人たちの、切ない恋愛小説。



ずいぶん久しぶりに読んだ、中村航さんの恋愛小説。

良かった。

中村航さんは、男女が付き合い始めるまでの時間の描き方が本当に素敵だな、と。

主人公の「みのり」目線で描いている部分と、「透」目線で描かれる部分とが交互に重なりながら、
年の差のある二人の気持ちを丁寧に読ませてくれた。

そして、言葉の端々に、中村航ワールドを感じさせる表現が出てきて、それがまた楽しい。

時速二百八十五キロで進むのぞみ号は近づいていく。あの日、ぐんぐん小さくなっていったホームに、近づいていく。


愚か者の得意なフットワーク♪ と、本山さんは聞いたことのない、ゴキゲンなメロディで歌った。




 中村航オフィシャルサイト



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