2010-03-07

『犬はいつも足元にいて』大森兄弟 を読んで

犬はいつも足元にいて犬はいつも足元にいて
(河出書房新社)
大森兄弟


souiunogaii評価 

内容紹介
中学生の僕と犬が、茂みの奥で見つけた、得体の知れない“肉”の正体とは? 日本文学史上初!の兄弟ユニット作家による完全共作。
話題の第46回文藝賞受賞作/第142回芥川賞候補作。

物語全体に漂う絶妙なダークさが良い。

主人公は中学生の僕。
母親と二人暮らし。離婚して家を出ていった父親が残していったのが、犬のぺス。

僕と犬の間の関係が、とっても面白い。
ちょっとウザいなと思っていたクラスメートのサダの足を、犬が噛んでしまい、それが原因でサダとの関係がどんどん不味い感じになっていく……。

あちこちに散りばめられた、"一体コレは何なの?"っていう不思議な人や物が、結局答えが明かされないまま放置されている感じが、逆にいろんな想像をしたくなってしまって、これも面白いなと思った。

本作について、ざれこさんは次のように書いている。
今まで読んだこともないような怖い本で、驚きが先に立った。
この不気味さはなんだろう。無機質なようで感情もある、でもそれを
自分の意識化にも出せないような、そんな主人公の描かれ方とか、
うまくいえないけど、本当に独特な雰囲気だった。


なるほど、確かに。

とにかく、今までに読んだことのないジャンルの小説だった。


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犬はいつも足元にいて 大森兄弟  :クロルデンのおすすめ小説  2010-03-17
Excerpt: 犬はいつも足元にいて 大森兄弟
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