2009-11-08

『糞神』喜多ふあり を読んで

糞神糞神
(河出書房新社)
喜多ふあり


souiunogaii評価 

内容紹介
高校の入学式。「世界中の迷えるベイビーたちを救うため!」と、担任教師が突然、学校を辞めた。
センセーはクソなのか? それとも神=ヒーローなのか!?
文藝賞受賞第一作。

『けちゃっぷ』で文藝賞を受賞した喜多ふありの新作。
この喜多ふありという作家、『けちゃっぷ』があまりにも衝撃的な作品だったので、そのあとがたいへんだよなと感じていたけれど、さすがです。
期待を裏切らない(プラスの意味で)力強さ、勢いがあふれる漢字で、今回もまた、とにかく終始はちゃめちゃな喜多ふありワールド全開な感じの衝撃作でした。

物語は高校の入学式直後のホームルームから始まる。
佐竹という担任の教師は突然意味不明のセリフを残して学校を辞めてしまう。
そこで"俺"と、クラスメートの工藤の二人は、佐竹の謎を探るための行動にでるんだけれど……、ていう冒頭から最後までまったく次の展開が読めない不思議なストーリー。

夢なのか現実なのか、本気なのか冗談なのか、リアルとバーチャルのつまらない境界をとっぱらってしまうと、何とも言えない笑いの世界がそこに見えてくる。
小説としての評価は真っ二つに分かれるタイプの作品だと思うけれど、私はこういうの嫌いじゃないかな。うん。

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