![]() | (角川書店) 中村航 ![]() souiunogaii評価 |
内容紹介
「こんなに人を好きになったことはありますか?」
僕の大学院にやって来た、魅力的な彼女。僕はひと目で恋に落ちた。
だが、ふたりには恋が許されない理由があった・・・。
今年最高のラブ・ストーリー!
先日読んだ、『絶対、最強の恋のうた』で、すっかり中村航のファンになてしまった私ですが、
今回読んだ『僕の好きな人が、よく眠れますように』も、とても良かったです。
素敵な恋愛物語でした。
『絶対、最強の恋のうた』のアナザーストーリーみたいな感じで、あの木戸さんも登場します。
あらすじ
東京の理系大学で生態分析研究を続ける大学院生の僕の研究室に、北海道からゲスト研究員が入ってきた。名前は斉藤恵。僕はひと目で恋に落ちた。日夜研究を続けて一緒に過ごすうちに、二人の距離は徐々に縮まっていく。だが、ふたりにはけっして恋が許されない理由があった……。
というように、主人公の「僕」は、北海道に夫を残して、1年間という期間限定で東京に来た「めぐ」に、ほとんど出会ったその瞬間に恋をしてしまいます。
そしてまた、「めぐ」も「僕」のことを好きになってしまいます。
「ところであれですね、斉藤恵って素敵な名前ですね」
「えー」と、彼女は不満そうな声をあげる。
「どこがいいんですか?」
「言いやすいし、何かシブい」
「でもですね、前の名字のほうが、ずっといいんですよ」
「前の名字?」
「はい」
始まった恋は指数関数的にどんどん加速していく。
もうただひたすらに、二人は互いへの「好き」という気持ちを強くしていくだけ。
もっと、ずっと、果てしなく、限りなく、二人の愛は深く確かなものになっていきます。
しかし、それでも彼女には夫がいる。
その事実は、決して忘れることのできない、決して消すことのできない、確かな障害として現実に存在していて、
だからこそ、この二人の物語はとても切なくて、とても美しい。
言葉にするのが怖くて、彼女の夫のこととか全然訊けなかった。考えると苦しくて、胸がぺしゃんこになるきがした。
そして、そして、忘れてはいけないのが、木戸さん。
「僕」がバイト先で出会った、木戸さんという人のキャラクターが、実にイイ。
『絶対、最強の恋のうた』でも、そのカリスマ的なカッコよさに魅了されてしまったが、本作でもそのカッコよさは変わらない。
「僕」は木戸さんのアパートで、すき焼きを一緒に食べ、イカをつまみにウィスキーを飲む。
木戸さんはギターを弾き、「僕」は彼女の話をする。
木戸語録と呼ばれる、木戸さんの言葉が、とにかくイイ。
「数学の世界だったら、永遠に近付き続ける線を簡単に定義できるだろうよ。宇宙の果てまで行っても、決して交わることのない2つの曲線は、それでも永遠に近付き続けるんだ。だけどよ、残念ながらそんなものは、この世にはねえ」
「この世には、マグレと気まぐれしかねえんだよ」
中村航さんの書く文章を、私は大好きだ。
この、日常にありふれていそうな何でもないことが、実はとてもかけがえのないもので、そのことに気づいた幸運な人にとっては、世界はどこまでもキラキラしたものであふれている。
そんなことを感じさせてくれる。
以前書いたかもしれませんが、中村航の魅力は、
日常の出来事を宝石みたいに輝かせる「伸びやかさな突飛さ」の表現力にあると思っています。
↑で、コガさんも書かれていますが、まさの私もその通りだと感じます。
『絶対、最強の恋のうた』とセットでぜひ読んで欲しい、特別おススメの一冊です。

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Yahoo!ブログは、コメントを自由に記入できるようにしてると、
あっという間に、エロブログに変身してしますので><
Yahoo!のIDをもってる方だけの記入の設定にしています。
失礼しましたm(_ _)m
で、この作品です。
私も、中村航さんの文章は好きですね。
特に、木戸先輩は好きなキャラですww
ただ…この作品は、個人的に苦手な不倫物だったので、
あんまり、入り込めなかったです><
もっと、純粋な恋愛物の方が、もっと好きですね(≧▽≦)
TBさせてくださいね♪(うまくできるかな…(^o^;)