2008-02-29

2008年2月の当ブログのアクセス状況


2月から、アクセス解析をRESEARCHI ARTISANからGoogle Analyticsに変更した。
(理由は深夜の障害が多発していたから)

2月は、大学の卒業論文を書いていたので、あまり本も読めずブログの記事も少なめだった。2月に読んだ本は12冊。
そのため、PVも少なくなっている。
2008年2月のアクセス状況
・セッション数:553(一日平均19)
・ページビュー数:877
・ユニークユーザー数:105

記事タイトル別の順位は以下の通り。
1. 『最高学府はバカだらけ―全入時代の大学「崖っぷち」事情』石渡嶺司 を読んで
2. 『雪国』川端康成 を読んで
3. 『ロト6で3億2千万円当てた男の悲劇』久慈六郎 を読んで
4. 『百人の王様 わがまま王』原田宗典 を読んで
5. 『老人と海』ヘミングウェイ を読んで

また、今月もAmazon.co.jpを通して、当ブログで紹介した本を購入していただくことができた。
Teach Like Your Hair's on Fire / Rafe EsquithTeach Like Your Hair's on Fire / Rafe Esquith
『子どもにいちばん教えたいこと―将来を大きく変える理想の教育』レイフ・エスキス を読んで

人間行動に潜むジレンマ / 大浦 宏邦人間行動に潜むジレンマ / 大浦 宏邦
『人間行動に潜むジレンマ 自分勝手はやめられない?』大浦宏邦 を読んで


2008-02-29

『中学生への授業をもとにした世界一簡単な「株」の本』松本大 を読んで


中学生への授業をもとにした世界一簡単な「株」の本 (マキノ出版)「お金に困らない子」はこうして育つ!松本大中学生への授業をもとにした世界一簡単な「株」の本 (マキノ出版)
「お金に困らない子」はこうして育つ!
松本大

souiunogaii評価 ハート3つ

内容紹介
知識ゼロから親子で学べるマネー入門。小・中学生7名が10万円から投資を体験。大人も「基本のキ」がわかる!
2006年初めに開催され、テレビや新聞、雑誌などで話題となった授業が待望の書籍化。内藤忍ら、カリスマ講師による「株のがっこう」がついに開校!

マネックス証券が、小中学生向けに開いた「株のがっこう」という講演会の内容から作られた本書は、株式投資について書かれた入門書だけれど、よくある初心者向けの“金儲けのためのテクニック本”のような本では決してない。
とても真面目に、正面から、株式投資とはこういうもので、投資家の姿勢はこうあるべきだ、という感じで書かれている。
もくじ
開校のあいさつ―明日を生きるための教養 松本大
第1部 株のがっこう
1時間目 知識ゼロから学ぶお金とルール 廣澤知子
2時間目 夢を実現するためのお金のふやし方 内藤忍
3時間目 株式投資は習うより慣れろ! 藤本誠之
第2部 小・中学生7名の初めての投資体験
閉校の辞―お金に対して謙虚になる―松本大

小中学生向けの話がベースになっているので、とても基本的なところ(株式会社のしくみなど)から始めて、実際の投資についての様々な情報まで、分かりやすくて読みやすい。
マクドナルドとモスを比較したりして、具体的な社名を挙げながら、企業の何処に目をつけるのかのポイント、どうやって投資する企業を選ぶのか、ということを説明してくれる。

第1部の文章で、太字になっているキーワードを挙げてみると、
配当金、株主総会、1単元、株主優待、証券取引所、株価チャート、年初来高値、業績予想修正、日経平均株価、上場、株式分割、長期投資、会社選び、分散投資、銘柄コード、売上高、利益、リスク、ファンドマネージャー、投資信託、投資家、ミニ株、手数料、損切り、口座、指値、成行、約定、寄付
となっている。

そして後半の第2部。これが面白い。
「株のがっこう」に参加した小中学生たちは、マネックス証券のモニターとして10万円からの3ヶ月間の株式投資に挑戦した。
その様子が、子供たち自身の目線から語られている。3ヶ月間の悩み喜び後悔の日々がリアルに伝わってくる。
ただ単に知っている会社の株を買うのではなく、子供なりに情報を集めながら考えているのには、自分が中学生だった頃を思うと、本当に感心してしまう。
四季報を読み、ニュースや新聞をしっかりとチェックして、頭を使って社会を見る小中学生たち、すごいなと思う。
親のコメントやプロのアドバイスもついている。

第2部の文章で太字になっているキーワードは、
資産評価額、買取請求、無配当、ノーロード、ジャスダック、BRICs、信託報酬、運用レポート、市場、ゴールデンクロス
など。

文章全体に、マネックス証券のPRのニオイがするのが少し気になるけれど、それでも株式投資についての正しい知識を一通り身に付けたいという人には、最初に読むのには結構良い本かなと思う。

マネックス「株のがっこう」レポート2006年1月6日@東京証券取引所 :マネックス証券
2008-02-25

『センセイの書斎 イラストルポ「本」のある仕事場』内澤旬子 を読んで


センセイの書斎 (幻戯書房)イラストルポ「本」のある仕事場内澤旬子センセイの書斎
(幻戯書房)
イラストルポ「本」のある仕事場
内澤旬子


souiunogaii評価 ハート3つ

内容紹介
作家、評論家、研究者、デザイナー……。本を書くこと・つくることを仕事する人たちは、本とどのように付き合っているのか? 
自宅・仕事場に増殖していく本の整理法、自分のテーマに関連する情報活用術、そして、本に対しての思いを徹底取材。書斎を計測し、並んでいる本の書名まで書き込んだ細密なイラストレーションと文章により、31の「本」のある仕事場を解剖する。

イラストルポライターである著者は、何人もの作家・学者・評論家などの「日々何らかの執筆活動をする人たち」に取材をした。
書斎(自宅、研究室、事務所など)を直接訪ねて、部屋の広さを採寸し、書棚に並ぶ本のタイトルを一冊一冊見ていきながら、インタビューをするという何とも面白そうな取材だったそうだ。
そうして作られた本書は、書斎の持ち主である作家さんたちへのインタビューと、書斎の間取り図や書棚を詳しく描いたイラストとのセットになって構成されている。

これが読んでいて非常に面白い。

どの方も床が抜けそうなほどに部屋中にぎっしりと本を並べている。
さすが作家や学者の皆様だけあって、その膨大な蔵書数には圧倒されてしまう。
そして、本の並べ方のルールや、集め方・捨て方、本の利用の仕方を熱心に語ってくれている。
使わなくなったら即処分する方、長い間保存しておく方、図書館を利用する方・しない方、じついにいろいろだ。

とにかく、他人の本棚を拝見するのは面白いのだなと改めて気づかされた。
もくじ
・林望(書誌学者・作家) 古典籍からアンアンまで、リンボウ先生のふみくら
・荻野アンナ(作家・フランス文学者) 豚と駄洒落が飛ぶラブレーな本棚
・静嘉堂文庫(図書館) 九百歳の姫君、宋刊本が眠る森
・南伸坊(イラストライター) シンボーズ・オフィス、本棚はドコ?
・辛淑玉(評論家) 執筆工場に散らばる本の欠片
・森まゆみ(作家) 書斎とお勝手のミニ書斎
・小嵐九八郎(作家) 作家が放浪するとき、本は……
・柳瀬尚紀(翻訳家) 辞書と猫に囲まれて
・養老孟司(解剖学者) 標本と図鑑にあふれた書斎
・逢坂剛(作家) 古書店直結、神保町オフィス
・米原万理(作家・同時通訳者) ファイルと箱の情報整理術
・深町眞理子(翻訳家) 翻訳者の本棚・愛読者の本棚
・津野海太郎(編集者) 好奇心のために、考えるために
・石井桃子(児童文学者) プーさんがどこかで見てる書斎
・佐高信(評論家) 出撃基地は紙片のカオス
・金田一春彦(国語学者) コトバのメロディを聞き書きするひと
・八ヶ岳大泉図書館(図書館) ある蔵書の幸せな行方
・小沢信男(作家) 本棚に並ぶ先輩たちに見守られて
・品田雄吉(映画評論家) 映画ビデオに囲まれた書斎
・千野栄一(スラブ語学者) いるだけで本が買いたくなる書斎
・西江雅之(言語学者) 本のコトバを聞き取って
・清水徹(フランス文学者) 至高の書物を求めて
・石山修武(建築家) 居場所へのこだわりを解放する
・熊倉功夫(茶道史家) 茶室のような書斎を持つひと
・上野千鶴子(社会学者) 三段重ねなのに、100%稼働中の本棚
・粉川哲夫(メディア批評家) 移動、解体、組み立てをくり返す書斎
・小林康夫(フランス文学・哲学研究者) 「雑に置くこと」の美学
・書肆アクセス(新刊書店) ゆったりなのにワクワクさせる棚の妙
・月の輪書林(古書店) 調べ、集め、並べては手放す古書目録の書棚
・杉浦康平(ブックデザイナー) 書斎を流動する本たち
・曾根博義(日本近代文学研究者) 重ねず積まず、五万冊すべてが見える書棚

人の本棚を見るのが好きだ :わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
2008-02-24

『63歳・東京外語大3年 老学生の日記』坂本武信 を読んで


63歳・東京外語大3年 老学生の日記 (産経新聞出版)坂本 武信63歳・東京外語大3年 老学生の日記
(産経新聞出版)
坂本 武信


souiunogaii評価 ハート3つ

内容紹介
団塊の世代が定年を迎える。そんな世代に贈る定年後を生きるヒントとなる本
著者の坂本武信さんは突然の心筋梗塞から生還、勤めていた会社を59歳で退社。本人いわく「ヒマツブシ」「ボケ防止」にと学生になり、難解なポーランド語に挑戦。「たった40歳」しか違わない若者たちと勉学。ポーランドでの語学研修にも参加、各国の留学生とも交流。若々しい心と確かな観察眼でつづる軽妙洒脱、ユーモアあふれる体験談。まさに、ビバ定年!の書であり、還暦の青春の書である。

サラリーマン人生を終えた60歳の著者は、第2の人生として東京外国語大の大学生になり、20代の学生と一緒にポーランド語を学び、さらには語学留学にまで挑戦してしまう。

とにかく、勉強を楽しんでいる著者の姿がまぶしい。
学生というのは本来はこうあるべきなんだよな、と。
講義には休まず出席し、遅刻なんてしない。もちろんサボったりはしない。
試験の勉強にも精を出し、学園祭では他の学生と一緒に劇を演じる。
そして学ぶほどにポーランド語・ポーランド文化にますます興味関心を深めていく。毎年のようにポーランドに短期留学に出かける。
なんて情熱あふれる学生かと。すごい。

また、著者から見る、「いまどきの学生論」みたいなものも書かれていて、それも面白い。

少子化で18歳人口が減って、大学の人気にも格差が広がって、入学定員を確保できない大学も増えているとかいう。
そうなってくると、団塊世代向けの講座を開いたり、入学試験にも「団塊世代特別枠」みたいなのができたり、積極的に団塊世代を受け入れる大学も増えてきたりするのかな、なんて思ったりもする。
2008-02-24

『東京奇譚集』村上春樹 を読んで


東京奇譚集 (新潮文庫)村上春樹東京奇譚集
(新潮文庫)
村上春樹


souiunogaii評価 ハート3つ

内容紹介
どうしてこんなことが起こるのだろう。都市の隙間のあやしく底知れぬ世界へと導く5つの物語。
肉親の失踪、理不尽な死別、名前の忘却……。大切なものを突然に奪われた人々が、都会の片隅で迷い込んだのは、偶然と驚きにみちた世界だった。
孤独なピアノ調律師の心に兆した微かな光の行方を追う「偶然の旅人」。
サーファーの息子を喪くした母の人生を描く「ハナレイ・ベイ」など、
見慣れた世界の一瞬の盲点にかき消えたものたちの不可思議な運命を辿る5つの物語。
もくじ
偶然の旅人
ハナレイ・ベイ
どこであれそれが見つかりそうな場所で
日々移動する腎臓のかたちをした石
品川猿

村上春樹の小説を読むのは、実はこの本が初めて。
一番に感じたのは、「スラスラ読める感じがたまらなく心地良い」ということ。
あっさりしているのにこくがある、みたいな。
5つの短編はどれも面白かったけれど、特に「偶然の旅人」が気に入った。導入部が上手いなと思った。

東京奇譚集:情報考学 Passion For The Future
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