2007-12-31

ブログ開設から5ヶ月がたって


このブログを始めてから、5ヶ月が経ちました。

12月は忙しくてあまり本が読めず、記事数も少なかったです。12月に読んだ本は18冊。

では、12月のアクセス状況です。
・アクセス総数:1098(1日平均:35)
・ユニークアクセス総数:708(1日平均:23)

記事別のアクセス順位は、
1位 『最高学府はバカだらけ―全入時代の大学「崖っぷち」事情』石渡嶺司 を読んで
2位 『夢を与える』綿矢りさ を読んで
3位 『人間行動に潜むジレンマ 自分勝手はやめられない?』大浦宏邦 を読んで
4位 『恋愛寫眞 もうひとつの物語』市川拓司 を読んで
5位 『アッシュベイビー』金原ひとみ を読んで
6位 『夢見る黄金地球儀』海堂尊 を読んで

また、このブログで紹介した書籍がAmazonアソシエイトを通じて何冊か購入いただけました。

『学校のセンセイ』飛鳥井千砂 を読んで
学校のセンセイ (ポプラ社) 飛鳥井 千砂学校のセンセイ (ポプラ社) 飛鳥井 千砂


来年もこのブログでは、私が読んだ本の感想を中心にしながら、その他の話題も適度に織り交ぜつつ、続けていこうとおもいます。


2007-12-29

映画『虹の女神 Rainbow Song』 を観て


DVD「虹の女神 Rainbow Song」出演:市原隼人,上野樹里 監督:熊澤尚人「虹の女神 Rainbow Song」
出演:市原隼人,上野樹里
監督:熊澤尚人

souiunogaii評価 ハート4つ

熊澤尚人×桜井亜美×岩井俊二のコラボレーションが贈る
心を揺さぶる、ほろ苦いストーリー
空に浮かぶまっすぐな虹。
物語は、この不思議な虹を絡めながら、一人の青年の記憶と共にゆっくりと巡ってゆきます。
大切な人の存在をもう一度確かめたくなる、愛の物語です。

テレビで放送していたのを見たんだけど、久しぶりにちょっと良い映画を観れた、そんな素敵な作品だった。

原案は桜井亜美、脚本は岩井俊二と桜井亜美の共同執筆、監督は熊澤尚人。
出演は、市原隼人、上野樹里、蒼井優、佐々木蔵之介。

自主制作で映画を撮っていた学生時代。
映像製作会社に入り、下っ端として文句を言われながら、こき使われる毎日。
2つの世界を上手く交錯させながら、ただ何となく過ぎていく毎日のなかでも、
ずっと忘れずに残っているもの、みたいなものを、綺麗に見せてくれる。

映画「虹の女神」公式サイト
2007-12-28

『数学の出番です。―つい人に伝えたくなる数学のハナシ』日沖桜皮 を読んで


数学の出番です。 (数研出版)つい人に伝えたくなる数学のハナシ日沖 桜皮数学の出番です。
つい人に伝えたくなる数学のハナシ
(数研出版)
日沖 桜皮

souiunogaii評価 ハート2つ

内容紹介
くらしのハテナをみるみる解決!
暮らしの中で困ったことがあったら,数学の出番です。
「直感にご用心」「新幹線の座席の謎」「割り勘のいろいろ」など,
本当は役に立つ数学の数々をご紹介します。

中学生・高校生のときに習った数学は、日常生活で直接に使われることはほとんどない。
でも、数学って知っているだけで意外に使える場面がたくさんあるみたいだ。
もくじ
第1部 ほんとうは役に立つ数学
π=3でええやん! / ニアピン賞の怪 / 正しい裁決 / 数学冥利に尽きる!? / 発想の転換 / 数学の世界のオコトバ / 直感にご用心 / むかしの人はすごかった / 古代エジプト人の算術 / 新幹線の座席の謎 / 割り勘のいろいろ / 欠陥さがし / 待ち合わせの怪 / 三酔人競馬問答 / 究極の選択 / 究極の選択PART2 / 「逆」からの発想
第2部 ため息がでるほどに美しい数学
素数にせまる / 究極の美「三角形」 / 無理数は何がムリ? / You and I / 矢は飛ばない!? / ひと・数学・ロマン / 未解決問題への挑戦

前半では、難しい知識は使わずに、「実は数学って結構使える」場面をいろいろ紹介してくれてる。
例えば、ケーキの切り分け方、タクシー代の割り勘で払う計算法、最短経路の選び方、などなど。
後半は、それほど実用的ではないけれど、へぇーと言える数学知識の紹介。
素数、完全数、友愛数など、映画『博士の愛した数式』にも出てきたものも登場する。

こういう気軽に読める数学の本を読むのも、たまにはいい。
博士の愛した数式 (新潮文庫)小川 洋子
博士の愛した数式 (新潮文庫)
小川 洋子
2007-12-26

『DSJ―消える街―』ふかわ りょう を読んで


DSJ―消える街― (宝島社)ふかわ りょうDSJ―消える街―
(宝島社)
ふかわ りょう


souiunogaii評価 ハート3つ

内容紹介
メンズファッション誌・smartで約1年間連載されたふかわりょう初小説が、書き下ろしの完結編を加え単行本化!
物語の舞台はどこにでもあるような平凡な街。その街から、ある日を境に少しずつ何かが消えていく……。
魅力的な登場人物、テンポのよい会話、そして不思議な余韻と後を引くストーリー展開に、連載時にもハマる人続出!!
一話完結だった連載『消える街』に加え、連載で明かされなかった「街からモノが消された理由」、そして「消した正体」がついに明かされる、書き下ろしの『DSJ』を収録。

芸人ふかわりょうの小説デビュー作である。
最初は、「え、ふかわりょうって小説も書くの?」と驚き、ほぼ興味本位100%でこの本を手に取ったのだけれど、読み終わってまた驚いた。
ふかわりょうにこんな才能があったとは、まったく感心するばかりだ。

作者が芸人であることを忘れて、新人作家の作品として読んで十分に楽しめるものに仕上がっている。これはすごい。

『DSJ―消える街―』というタイトルからも想像できるかもしれないが、内容は現代SF小説だ。
オムニバス的に描かれたいくつもの物語を、パズルのピースのようにつなぎ合わせていき、最後に用意されているひとつのゴールにたどりつく。
そういう構成を、第1章と第2章とで2回繰り返すのが面白い。
第1章で物語りは一旦は結末を迎えつつも、多くの謎を残している。
それを第2章で全て解き明かしていく。

主人公が誰なのか、読みはじめでははっきりと分からないほど、登場人物は多い。
そして文章の90%以上は会話文で書かれている。
会話文だけなのに、人物のキャラクターをそれぞれしっかりと描き上げ、情景までも表現している。
こういうあたりは、やはり日頃しゃべることが主な表現方法である芸人ふかわりょうならではの書き方なのかもしれない。
「おじさんって学生?」
「そう、おじさんじゃないけど」
「大学生?」
「うん」
「え、どこどこ?」
「東京大学」
その言葉を聞いたとたん、彼女の目の色が変わった。
「えっ?東京大学って、あの東京大学?!」
「そうだけど」
「東京の大学とかっていう寒いやつじゃなくて、ほんとに東京大学?!」
「そんなに驚く?」
「おじさん、すごいじゃん!アタマいいんじゃん!」
「おじさんじゃないんだけど……」
照れを隠すように、彼はコーヒーを飲んだ。
「私そういう人待ってたの!なんかそんな気はしてたんだ、貧弱な感じがさ。ねぇ、家庭教師やってよ!」

200ページもある小説だけれど、ほぼ一息であっという間に読み終えてしまった。
とにかく面白かった。

ふかわりょうのファンの人はもちろん、そうでない人もきっと楽しめると思う。
ぜひ、一読をおススメしたい一冊。

次回作にも期待したい。

ふかわりょう公式サイト Happy Note
無駄な哲学 (ゴマブックス)ふかわ りょう無駄な哲学
(ゴマブックス)
ふかわ りょう
2007-12-25

『落ちこぼれ損保マンの保険金不払い日記』江戸川損歩 を読んで


落ちこぼれ損保マンの保険金不払い日記 (ダイヤモンド社)江戸川 損歩落ちこぼれ損保マンの保険金不払い日記
(ダイヤモンド社)
江戸川 損歩

souiunogaii評価 ハート3つ

もくじ
プロローグ 内側から見た保険会社の真実
第1章 大量不払い発生の真相
第2章 これが恐るべき支払い漏れの実態だ!
第3章 不払いの損保からしこたま保険金をぶんどる方法
第4章 不払いよりもひどい保険金の払い過ぎ
第5章 疑わしきは支払うが基本
第6章 寄らば大樹の社畜たちの生態
第7章 知らないやつがバカを見る保険会社攻略テクニック

著者は中途で損保会社に入り、10年以上支払い業務を担当してきたベテラン損保マン。
本書は、彼が自身の目で見てきた損保会社の汚い部分を洗いざらい書いた、内部からの告発暴露本だ。

大量の不払いの事実が発覚してしまった損保会社。
最近、急に大手損保のテレビCMが誠実さをアピールし、好印象を持たせるようなイメージのものに変わったような気もする。

しかし、本書を読んでしまうと、そのCMがとたんに嘘くさいものに見えてきてしまう。

約款をまったく読んでいない管理職。代理店と損保会社の不健全な関係。
不払い・過払いが発生するのが必然とも思える会社の体質。
あまりにその内容はひどすぎて、ここには詳しくは書けないが、
損保会社というか損保業界というのは、もう今さら修復できないほどに腐った体質になっているようだ。

知識が無いというのはとても恐いことだと思った。
自分の利益・権利を守るためには、正しい知識を身につけるしかない。
でなければ、だまされて損をする。

忙しい日常業務でたまった「こんなことを許していていいのか!」という怒りがこもった文章がリアルだ。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。