2007-08-31

ブログ開設から約1ヵ月たって。


このブログ「そういうのがいいな、わたしは。」を開設したのは、2007年8月4日なので、それから今日で焼く1ヵ月がたちました。

8月のエントリー総数は25。できるかぎり毎日書くようにしてきました。
8月に読んだ本は4冊。

これからの当ブログの方向性ですが、
・Seesaaブログのカスタマイズの方法
・本の感想(書評なんていえる立派なものはなかなか書けませんが)

を中心にして続けていこうと思っています。


で、8月のアクセス解析の結果ですが、

ユニークアクセス総数:45
アクセス総数:56
直帰率:89%


Yahoo!やGoogleの検索でこられた方がほとんどでした。

9月以降、さらに魅力のあるブログ作りを目指していこうと思います。

ちなみに、アクセス解析にはRESEARCH ARTISANを使っています。


2007-08-31

『機動警察パトレイバー』ゆうきまさみ を読み返してみて


機動警察パトレイバー (11) (小学館文庫)ゆうきまさみ
機動警察パトレイバー (11) (小学館文庫)
ゆうきまさみ


かなり昔(中学生くらいの頃)に、好きでコミックス全巻集めた「機動警察パトレイバー」。
10年以上たった今になって、何故だかもう一度読み返したくなって、文庫版を全巻買ってしまいました。
やっぱり面白いです。良いです。
(アニメも何年か前、深夜に再放送してたときに見てました。)

ガンダムなんかとはまた一味違った、パトレイバー独特の“戦う人間型ロボット”の面白さ(特に、修理を気にするところ、銃の使用に対する姿勢、篠原重工などのメーカー名がやたら強調されるところ、など)がいいんですよね。
あと、「踊る大捜査線」にも通じる“組織としての警察”や“サラリーマンとしての警察官”の描き方も面白いです。

第18話での後藤隊長のセリフ
警察ってのはカゼ薬みたいなもんでな、症状が出てから使われる場合がほとんどだ。症状に合わせて解熱剤やせき止めを投与するわけだが、そんときゃもうカゼはひいちゃってるわけよ。ここで「あのとき無理をしなければ」とかいってそれまでの生活を悔いても仕方ないでしょう。
(中略)
しかし現実に事件は起こる。そうなりゃ出番だ。熱が出たら解熱剤を、せきにはせき止めを投与するように、おれたちも症状に合わせて投入される。与えられた仕事をたんたんとこなしているうちになんとか社会が常態をとりもどす。それが警察のあるべき姿なのさ。わかるか泉?おれたちの仕事は本質的にいつも手おくれなんだ。こいつは覚悟がいるぞ。
なんかは「あー、そうかー」と思います。

でも何といっても、主人公の泉野明の警察官としての成長の様子が丁寧に描かれている点が一番の見どころだと思います。



ゆうきまさみのにげちゃだめかな?
作者の公式サイト

機動警察パトレイバー エピソード一覧

機動警察パトレイバー :Wikipedia

WX III*PATOLABOR THE MOVIE 3

機動警察パトレイバー 完全設定資料集 Vol.1 TV編
機動警察パトレイバー 完全設定資料集 Vol.1 TV編

機動警察パトレイバー the movie DVD監督:押井守原作:ヘッドギア 脚本:伊藤和典
機動警察パトレイバー the Movie DVD
監督:押井守
2007-08-30

教育とは夢を引き出すこと


ワールドビジネスサテライトを見てたら、ロバート・A・フェルドマンさんが言っていたことが耳に残りました。

日本語では「教育」というのは、「教え育てる」と教師から子供にという風なんですが、
英語の「教育」の「Education」は「Educe」という言葉が元になっていて、これは<その人が持っている能力・夢>を引き出す・導き出すという意味なんです。
「教育」では「夢を引き出す」ということが大切なんです。


正確ではありませんが、こんな風なことを言っていました。
あー、なるほどなと思いました。

ロバート・フェルドマン :チーム・ポリシーウォッチ

ワールドビジネスサテライト :テレ東
2007-08-29

『憲法九条を世界遺産に』太田光・中沢新一 を読んで


憲法九条を世界遺産に (集英社新書)太田 光, 中沢 新一憲法九条を世界遺産に
(集英社新書)
太田 光, 中沢 新一

souiunogaii評価 

日本国憲法第九条
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

もう10年くらい前、中学の社会の授業、先生が「この条文は暗唱できるようにしなさい」と言っていたのを覚えている。

日テレの「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。」で、いつだったか太田さん本人が「これはすごくイイ本で」と紹介していたのを覚えていて、今日たままた書店で見かけたので、買ってきて一気に読みました。
(たしかその番組で民主党の原口一博さんも「これは本当に良い本です」と言っていました。)
日本国憲法(特に九条)をテーマに太田光・中沢新一の対談が本になったものです。

芸人と思想家の対談だからなのか、憲法問題なのに政治的な話はほとんど出てきません。
自衛隊とか日米同盟とか北朝鮮とかいうよくある切り口ではなく、人類が九条を生み出した奇蹟について、宗教とか思想とかいうもので話を展開しています。
もくじ
 対談の前に  中沢新一
第一章 宮沢賢治と日本国憲法 ―その矛盾をはらんだ平和思想
第二章 奇蹟の日本国憲法 ―日米合作の背景に息づく平和思想
 幕間  桜の冒険  太田光
第三章 戦争を発動させないための文化 ―お笑いは世界を救えるか
第四章 憲法九条を世界遺産に ―九条は平和学の最高のパラノイアだ
 濃密な時間のあとで  中沢新一

憲法九条というのは“奇蹟”の下に生まれたものだから世界遺産にして人類全体の共有財産にしよう、というのが2人の考えのようです。
この“奇蹟”という言葉がキーワードのようで、何度か登場します。

太田さんは
僕は、日本国憲法の誕生というのは、あの血塗られた時代に人類が行なった一つの奇蹟だと思っているんです。この憲法は、アメリカによって押しつけられたもので、日本人自身のものではないというけれど、僕はそうは思わない。この憲法は、敗戦後の日本人が自ら選んだ思想であり、生き方なんだと思います。
(中略)
その奇蹟の憲法を、自分の国の憲法は自分で作りましょうという程度の理由で、変えたくない。少なくとも僕は、この憲法を変えてしまう時代の一員でありたくない。

と語っています。

対談はその場の空気で話の流れが作られていったようで、憲法というテーマを出発点にして、他にもいろいろな話題に触れています。
宮沢賢治の思想、アメリカ人の建国にまつわる思想、オウム事件、ホリエモン、神話、落語にみる日本人古来の思想、天皇制問題、テロ、など

「思想界の巨人」の中沢新一はもちろん頭の中にぎっしりいろんなことがつまっている人なのでしょうが、太田さんの知性・教養にあらためて感心してしまいます。
こんなにいろいろなことを知っている芸人だったのか、こんなにいろいろなことを考えている芸人だったのか、と。

しかし、太田さんの「テロに屈する勇気を」という発言や、中沢さんの「テロに屈する必要はたしかにある」という発言にはドキッとしてしまいます。

憲法九条というのは、ある意味、人間の限界を超える挑戦でしょう。たぶん、人間の限界は、九条の下にあるのかもしれない。それでも挑戦していく意味はあるんじゃないか。いまこの時点では絵空ごとかもしれないけれど、世界中が、この平和憲法を持てば、一歩進んだ人間になる可能性もある。それなら、この憲法を持って生きていくのは、なかなかいいもんだと思うんです。

というのはテレビの「太田総理」でも一貫している太田さんの主張というか信念のようなものか。
テレビで石破茂と国防について論争しているときの太田さんの「それでも絶対に戦争はダメ」という迫力のある発言シーンなんかを見てると、その本気度が伝わっくる感じがする。

そしてこの第四章では、「実際に日本国憲法を守るためには、犠牲が必要である」というテーマについて語られています。
中沢さんは
こういう日本国憲法を守っていくには、相当な覚悟と犠牲が必要となるということも忘れてはいけない。
(中略)
理想的なものを持続するには、たいへんな覚悟が必要です。覚悟のないところで、平和論を唱えてもダメだし、軍隊を持つべきだという現実論にのみ込まれていきます。多少の犠牲は覚悟しても、この憲法を守る価値はあるということを、どうみんなが納得するか。
(中略)
無条件で護憲しろという人たち、あるいはこの憲法は現実的ではないから変えろという人たち、その両方になじめません。価値あるものを守るためには、気持ちのいいことだけではすまないぞと。
と語っています。

2人の主張は非常にはっきりしています。
しかし、実際に具体的にどう現実の問題を解決すればいいのかということには、まだ答えがだせていないようです。

憲法九条の問題は、平成を生きる日本人の一人である私にとっても、考えることから逃げてはいけない責任だと思います。

数年後、憲法改正のための国民投票が実施されるその日のために。

この本は、私にいくつもの“気づき”を与えてくれました。
20年後30年後の日本の人たちが、現代を振り返って「平成の日本人は何を考えてたんだバカヤロウ」と言われないようにしなければいけません。


太田光さんは、テレビではいろいろな顔を見せる。「笑っていいとも」「サンデージャポン」「太田総理」「爆問学問」ではそれぞれかなり異なった印象を受けるけれど、そのどれもが太田さん自身なんだからまったくまったくすごい人だと思う。
北野武・松本人志なんかもすごい芸人だと思うけれど、太田光も負けずにすごい芸人だ。


太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。 :日テレ

爆笑問題のニッポンの教養(爆問学問) :NHK


この本の中で太田さんが紹介しているいくつかの本の中で、「憲法九条を世界遺産に」と発想するきっかけになったという「敗北を抱きしめて」という本も読んでみようと思いました。

敗北を抱きしめて 上 増補版―第二次大戦後の日本人John W. Dower (著), 三浦 陽一, 高杉 忠明 (訳)
敗北を抱きしめて 上 増補版
第二次大戦後の日本人
John W. Dower (著), 三浦 陽一, 高杉 忠明 (訳)

敗北を抱きしめて 下 増補版―第二次大戦後の日本人John W. Dower (著), 三浦 陽一, 田代 泰子, 高杉 忠明 (訳)
敗北を抱きしめて 下 増補版
第二次大戦後の日本人
John W. Dower (著), 三浦 陽一, 田代 泰子, 高杉 忠明 (訳)

憲法は世界遺産であってはならない :404 Blog Not Found
2007-08-28

『リアル鬼ごっこ(改訂版)』山田悠介 を読んで


リアル鬼ごっこ (幻冬舎文庫)山田 悠介リアル鬼ごっこ
(幻冬舎文庫)
山田 悠介


すごく耳に残るこのタイトルだけは知っていながら、読んでみようかなと思っていながら、何となく手に取る機会がなかったのですが、もうすぐ映画が公開されるらしいということでやっと読みました、「リアル鬼ごっこ」。

時は30世紀。ある王国で、王様が前代未聞の通達を発した。
「自分以外の者が<佐藤>を名乗ることを許さない。王国にいる500万人の<佐藤>姓の人々を、“鬼ごっこ方式”で抹殺する」と…… 。
かくして死のゲームの準備が整えられ、狂気に満ちた日々が始まった!期間は7日間、夜11時から12時までの1時間を、主人公・佐藤翼は無事に逃げ切れるのか? そして、“死の鬼ごっこ”の途中で生き別れた妹を救うことはできるのか?
発売以来驚異的な売り上げを記録し続け、各種マスコミでも大きな話題を呼んだ傑作ホラーノベル!
山田ワールド著作一覧

鬼に捕まったら殺される“リアル鬼ごっこ”を国王の命令で国家的に実施されるという、常識では考えられない物語です。
しかし「こんなのありえないよな」という考えは、物語の異常な展開の速さと緊迫感を伝える文章によって、読んでいるその瞬間だけは吹き飛んでしまいます。
(後で冷静に考えれば「あれ?」という場面が多々あるのですが、こういうSF的なものにはそういった文句は言ってはいけませんよね)

小説には「予想外の展開」とか「思いがけないラスト」による面白さも大切だと思います。
でもこの作品には、読者が読みながら予想していく「こうなって欲しい!みたいな希望のラストの形」が叶えられることによる気持ちよさがあると思いました。
自分のの予想した通りの結末になって嬉しい、という単純なものではありません。
“権力によって与えられた不条理で残酷な運命”の下でも、最後まで運命に逆らってやる!という主人公に、物語を読んでいる私からもパワーを贈りたくなるような気持ちになってしまうのです。
だから「不正な権力に打ち勝って欲しい、そして生き残って欲しい!」という“祈り”みたいな感情が沸いてきて、それが叶えられた瞬間の達成感・満足感がとっても気持ちよかったです。

この小説は、単行本(文芸社)と文庫本(幻冬舎)とで文章が大きく違うようです。
文庫本の最後のページには以下には
この作品は2001年12月文芸社より刊行されたものを大幅に加筆、修正したものです。

とあります。

Wikipediaにも
幻冬舎文庫版は、徹底した校訂が行われているため、文芸社版での持ち味が失われてしまっていると評するファンも存在する
と書かれていました。

また、横里隆さん(ダ・ヴィンチ編集長)の解説には

弊誌のインタビューに答えて彼は言っている。
「(本作品を)書き始めたのは、高校を卒業して半年経った頃でした。進路も何も決めていない不安定な状態の中で、何かしよう、想像力を使ってみよう、と思いついたのが小説だったのです」と。
それまで山田は本をほとんど読んだことがなく、まして文章を書くことなどまったくなかったという。
そうして書かれたものが本作品の原本となるのだが、初小説であるが故の荒削りな文体や構成は、当然ながらクオリティの高い著名な文芸作品の域には達していなかっただろう。もし原稿を持ち込んだ先が大手文芸出版社の老練な書籍編集部だったとしたら、

(中略)

実際の持ち込み先が、そうした文芸出版社ではなく自費出版大手の文芸社だった点が彼にとっての岐路となった。そこで編集者の目に留まり、著者と出版社がコストを負担しあって刊行する協力出版の形で世に出ることになったのだ。


「リアル鬼ごっこ」は山田悠介さんのデビュー作だそうです。文章の素人が初小説でこんなに面白いものを書いてしまったことのスゴさに驚きます。
ちょっと癖のある独特の文章だと思いますが、私は嫌いではありません。
山田さんのほかの小説も読んでみたいと思いました。

山田ワールド
文芸社の公式ページ

【追記】
『レンタル・チルドレン』山田悠介 を読んで

映画「リアル鬼ごっこ」公式サイト

リアル鬼ごっこ スタンダード・エディション出演: 石田卓也, 谷村美月 監督: 柴田一成「リアル鬼ごっこ」
スタンダード・エディション
出演:石田卓也, 谷村美月
監督:柴田一成
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