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『Tiny, tiny タイニィ・タイニィ』濱田順子 を読んで[2008-11-29]

2008-11-29

『Tiny, tiny タイニィ・タイニィ』濱田順子 を読んで


Tiny, tiny(タイニィ・タイニィ) (河出書房新社)濱田順子Tiny, tiny(タイニィ・タイニィ)
(河出書房新社)
濱田順子


souiunogaii評価 ハート3つ

内容紹介
“わたし”と“ぼく”と“オレ”――
三人の高校生のひと夏を描きつつ、この時代の真の絶望を淡々とうたう、
第36回文藝賞受賞の傑作。
いきなり芥川賞候補になった話題作。

奈美と大森と山崎と、高校生の男女3人の物語。
舞台は、震災後の神戸。
100ページちょっとの短い小説。
場面ごとに、1人称になる人物が交代していく構成になっていて、
それぞれの目線を感じることができる。

過食・嘔吐、同性愛、被災、それぞれに特別な想いを持った高校生3人。

文章は、読点が少なくて一文が長いために、最初はすこし違和感があるかもしれないが、それも慣れてくると逆に面白い。

淡々とした雰囲気が続く中での、登場人物たちのちょっとした心情の移り変わり、心の動きが見える部分での表現はやはり絶妙で、はっとする。

姉妹小説である『ラブリー』も読んでみたい。

ラブリー (河出書房新社)濱田順子ラブリー
(河出書房新社)
濱田順子
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