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『アッシュベイビー』金原ひとみ を読んで[2007-10-06]
『ハイドラ』金原ひとみ を読んで。[2007-09-24]

2007-10-06

アッシュベイビー (集英社)金原ひとみ
アッシュベイビー (集英社)
金原ひとみ

この不快感と満足感とが入り混じった不思議な感覚は、一度味わうと中毒になる。
金原ひとみワールド。
内容紹介
『蛇にピアス』を凌ぐ衝撃の第2作!
赤ん坊、変態、好きな男。主人公アヤはこの三人に囲まれ、ただひたすらに愛しい死を求め続ける。愛しい死、それは愛する人の与えてくれる死。彼女は今日も死を待っている。

自傷、レズ、幼児性愛、セックス、殺人願望。
人を愛するということは、単純で複雑だ。
「好きです」と「殺してください」が同義になる瞬間が、確かにそこにはあった。

セックス描写は少しハード。

個人的には、先日読んだ「ハイドラ」くらいにソフトな表現の方が好みかな。

金原ひとみスペシャルインタビュー第3回『アッシュベイビー』を通して深い世界へ
Yahoo!ブックス インタビュー
アッシュベイビー (集英社文庫)金原ひとみ
アッシュベイビー (集英社文庫)
金原ひとみ

蛇にピアス  (集英社文庫)金原 ひとみ
蛇にピアス (集英社文庫)
金原 ひとみ
2007-09-24

ハイドラ (新潮社)金原 ひとみ
ハイドラ (新潮社)
金原 ひとみ

迫ってくる体温を感じながら感じた。――世界が変わっていくのを。
写真家の専属モデルであり、私生活でも密かに同棲をつづける早希。だが人形のような無機質さを求める男との暮らしに、次第に蝕まれてゆく。ある日、その閉ざされた部屋から彼女を引き出そうとする翳りのない男が現われるが……。堕ちてゆく痛みと無垢な愛への希求、自身への冷徹な眼差し。クールさと瑞々しさを湛えた、新境地を拓く傑作長篇。

何かが欠けてる生活、どこかが壊れてる生活。
そんな苦しい状況から逃げ出して、新しい世界に救いを求めようとする。
淡々と、静かに、でも一生懸命に自分の存在を確かめようとしている。
それが主人公、早希。

拒食症、嘔吐、ヘルスメーター、セックス。

早希の心の動きが、丁寧に繊細に、ひとつひとつ正確に選ばれた言葉で表現されている。

彼女が必死に探し求めていたのは、私にははっきりとは分からない。
彼女を積極的に応援しようとは思わない。
でも、どこかできっと生きていて欲しい。
「分かってるよ。俺のゆってることはみんな綺麗ごとだし、世の中が綺麗ごと肯定してるように見せながら否定してるってのも。そんで、多分早希もそういうの信じてないっていうのも」
見透かされていたのに気が付いて、フロントガラスに視線を走らせた。

金原ひとみの小説を読むのは、これが初めて。
大好きではないけれど、嫌いではないかな。

読み終わったあと、聴きたくなるのはCoccoの曲。
きらきら(初回限定盤) Cocco
きらきら(初回限定盤)
Cocco

蛇にピアス (集英社文庫)金原 ひとみ
蛇にピアス (集英社文庫)
金原 ひとみ