
ダーティ・ワーク (集英社)
絲山秋子

内容紹介
今日もどこかで、あの人はきっと生きている
熊井はいつもギターを弾いている。もう何年も会っていないTTのことを考えながら……。
様々に繋がる人間関係、それぞれが誰かへの思いを抱えながら、地を這うように生きていく、希望と再生の連作短編。
もくじ
worried about you
sympathy for the devil
moonlight mile
before they make me run
miss you
back to zero
beast of burden
久しぶりに読んだな、絲山秋子の小説。
脇役が次の作品では主役になっている、って形の連続短編集。
うーん、何とも感想を書くのが難しい。
天気で言ったら曇りの日かな(意味不明か)。
これまでに読んだ絲山さんの小説とはちょっと別のテイストがする。
男女それぞれの視点の変化を、上手に書き分けてる。
登場人物は皆、幸せにあと一歩手が届かない、何かを怖がっている、でも前を向いて歩くことをやめない、そんな人ばかり。
応援したくもなるし、読んでいて力をもらえる気もする。
何をすればいいんだろう。もうここに来るのは嫌なんだ、ずっと前から。
けれど多分、何も変わらない。
ストーリーと言えるほどしっかりした物語性は見えないんだけど、それでも「ゴール」が見えたときの晴れ晴れした気持ちもかすかに感じさせてくれる。
読み終わったときに、ちょっとだけ体が軽くなったような気がした。







