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『バカを使いこなす聞き方・話し方』樋口裕一 を読んで[2008-10-11]
『数学の出番です。―つい人に伝えたくなる数学のハナシ』日沖桜皮 を読んで[2007-12-28]
『数字のホント?ウソ? 武器としての<数字のセンス>を磨く』加藤良平 を読んで[2007-10-05]
『疑う技術』藤沢晃治 を読んで[2007-09-18]

2008-10-11

『バカを使いこなす聞き方・話し方』樋口裕一 を読んで


バカを使いこなす聞き方・話し方
バカを使いこなす聞き方・話し方
(幻冬舎)
樋口裕一


souiunogaii評価 ハート1つ

内容紹介
話がずれる、支離滅裂、何をやらせてもいいかげん……、できない部下を120%活用する技術とは?質問の仕方・指示の出し方から、叱り方・おだて方まで、能力を引き出す話術が満載!
もくじ
第1章 バカとはどんな存在か
第2章 バカを理解する
第3章 バカを見極める
第4章 バカの心を動かす
第5章 バカの種類別対応法
第6章 あなたならどうするテスト

樋口さんの本なので、内容はちゃんとしています。
ただ、そんなにバカバカ言わなくてもいいのに、…。という感じで、私はあまり面白いとは思えませんでした。
うーん。
2007-12-28

『数学の出番です。―つい人に伝えたくなる数学のハナシ』日沖桜皮 を読んで


数学の出番です。 (数研出版)つい人に伝えたくなる数学のハナシ日沖 桜皮数学の出番です。
つい人に伝えたくなる数学のハナシ
(数研出版)
日沖 桜皮

souiunogaii評価 ハート2つ

内容紹介
くらしのハテナをみるみる解決!
暮らしの中で困ったことがあったら,数学の出番です。
「直感にご用心」「新幹線の座席の謎」「割り勘のいろいろ」など,
本当は役に立つ数学の数々をご紹介します。

中学生・高校生のときに習った数学は、日常生活で直接に使われることはほとんどない。
でも、数学って知っているだけで意外に使える場面がたくさんあるみたいだ。
もくじ
第1部 ほんとうは役に立つ数学
π=3でええやん! / ニアピン賞の怪 / 正しい裁決 / 数学冥利に尽きる!? / 発想の転換 / 数学の世界のオコトバ / 直感にご用心 / むかしの人はすごかった / 古代エジプト人の算術 / 新幹線の座席の謎 / 割り勘のいろいろ / 欠陥さがし / 待ち合わせの怪 / 三酔人競馬問答 / 究極の選択 / 究極の選択PART2 / 「逆」からの発想
第2部 ため息がでるほどに美しい数学
素数にせまる / 究極の美「三角形」 / 無理数は何がムリ? / You and I / 矢は飛ばない!? / ひと・数学・ロマン / 未解決問題への挑戦

前半では、難しい知識は使わずに、「実は数学って結構使える」場面をいろいろ紹介してくれてる。
例えば、ケーキの切り分け方、タクシー代の割り勘で払う計算法、最短経路の選び方、などなど。
後半は、それほど実用的ではないけれど、へぇーと言える数学知識の紹介。
素数、完全数、友愛数など、映画『博士の愛した数式』にも出てきたものも登場する。

こういう気軽に読める数学の本を読むのも、たまにはいい。
博士の愛した数式 (新潮文庫)小川 洋子
博士の愛した数式 (新潮文庫)
小川 洋子
2007-10-05

『数字のホント?ウソ? 武器としての<数字のセンス>を磨く』加藤良平 を読んで


数字のホント?ウソ!武器としての<数のセンス>を磨く (ベスト新書)加藤 良平数字のホント?ウソ!
武器としての<数のセンス>を磨く
(ベスト新書)
加藤 良平

souiunogaii評価 ハート3つ

あらためて言うほどのことではないが、私たちは毎日さまざまな数字に囲まれて暮らしている。
そんな数字を一つひとつ意味を確認していくと、そこには、ぱっと見ただけでは気づかなかった、隠された不思議がたくさんあった。
「え!本当に?」「なんだ、そうだったのか!」
数字の見方・考え方が分かってくると、世界がまた少し違ってくる気がする。
もくじ
序章 身の周りにあふれる数のウソ


第1章 数の世界にひそむワナと発見
因果関係を無視した論理 / 偶然確率10万分の1なら逮捕は正当? / ゼロ・サム関係からウィン・ウィン関係へ / 時間が無限に続くという前提のワナ

第2章 意外だけど納得できる確率の話
天気の確率予報をあらためて考える / 確率を知る基本は場合の数 / 累乗というお化けの世界 / 階乗という超お化けの世界 / 確率の心理学 / 40人のクラスで委員を選ぶ / 7番勝負を予測する / 場合の数から確率へ / 確率から期待値へ / 期待値万能論はこんなに危ない

第3章 数字表現センスを身に付ける
数字表現センスとはどういうことか / 世界の軍事費の膨大さ / ナノテクノロジーはこうして注目された / 100億という数字はマジック・ナンバー?

第4章 数の世界を思いっきり楽しむ
悠久の世界を数字で遊ぶ / 「2」と「5」にこだわって悠久の世界をさかのぼる / 数学のちょっとした知識で音楽が楽しくなる / 数学のちょっとした知識で美術が楽しくなる / 数学に注目すると楽しくなる小説や映画 / 数のセンスとゲームの世界

あとがき

宝くじ、保険・年金、天気予報、野球のマジックナンバー、軍事費、マルチ商法、囲碁・将棋、などなど、具体的にいろいろな例を挙げながら数字の計算の方法を説明してくれる。
知識としては、中学・高校の数学の授業で習うもので、確率、場合の数、平均、分散、期待値といった用語が登場する。
私は理系の大学生なのですが、高校数学の内容などはとっくの昔にさっぱり忘れてしまっている。
ですが、本書は難しい計算法などはまったく必要ない。
使っているのは、「掛け算」と「割り算」だけ。この2つで確率や期待値なんかがきちんと計算できるようになっている。

大切なのは、その数字をどれだけイメージできるのか、なんだと思う。
1万円札の新札というのは、積み上げると1億円で約1メートルだそうです。つまり1兆円だとその1万倍で10キロメートルです。

数字を現実世界のイメージしやすいものと比較しながら考えてみる。
そういった話がたくさん紹介されています。

私が数字で、いま気になっていることといえば、医療保険のテレビCMです。
外資系の保険会社のCMは、「80歳でも…」「月々4800円から…」「癌になったら200万円…」という感じで数字、というか金額を第一に印象づけるものばかり。
それに対して、国内の生保会社のCMでは、数字はほとんど使われていない気がする。
こういうのは、見ていて面白いなと思ったり。

与えられた数字をそのまま信じてしまうのではなく、ちょっと時間をとって自分なりに計算してみる。
どうしてその数字が出てきたのかを、ちょっとだけ深読みしてみる。
数字表現の背後には、それぞれのストーリーがあり、感性が息づいているのです。
「数字のない物語も、物語のない数字も、認めない」。
これはキヤノンの御手洗冨士夫社長の言葉です。そして私の大好きな言葉でもあります。

最後に、本書で紹介されている数字や数学にまつわる小説や映画の中から、特に私が気になったものをあげておく。
博士の愛した数式 (新潮文庫)小川 洋子
博士の愛した数式 (新潮文庫)
小川 洋子

第四次元の小説―幻想数学短編集 (地球人ライブラリー)R・A ハインライン(著), 三浦 朱門(訳)
第四次元の小説―幻想数学短編集 (地球人ライブラリー)
R・A ハインライン(著), 三浦 朱門(訳)

ビューティフル・マインド DVD (角川エンタテインメント) ラッセル・クロウ
ビューティフル・マインド DVD (角川エンタテインメント)
ラッセル・クロウ

CUBE2 特別版 DVD監督:アンドレイ・セクラ
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監督:アンドレイ・セクラ
2007-09-18

『疑う技術』藤沢晃治 を読んで


疑う技術―ウソを見破る9つの視点 (PHP新書)藤沢 晃治疑う技術
ウソを見破る9つの視点
(PHP新書)
藤沢 晃治

souiunogaii評価 ハート3つ

情報に対する姿勢を正してくれる、そんな本です。
新聞・テレビ・ネットなど、あふれる情報の見方や考え方が、この本を読んでリセットされた気がします。
内容紹介
「○○放題」は本当にお得?広告の写真や売り文句はどこまで信じていい?「科学的」という言葉にごまかせれていない?選挙予測の報道は正しい?マインド・コントロールはカルトだけ?儲け話に騙されたり、「常識」が真っ赤なウソだったということは、もはや日常茶飯事。玉石混交の情報の真偽は、自分の頭で判断しなければならない。本書は、身の周りに潜む情報の落とし穴を徹底検証する。「数字」「言葉」「安全」「メディア」「通説」はどこまで信用できるのか。本質を見極めるための知的情報整理術。

“疑う”というとマイナスのイメージがある気がしていました。
でも、そうではなくて、「自分自身で判断する」ことの大切さと、そのための方法を身につけることの大切さを教えてくれました。
もくじ
序章 「理解する技術」と「疑う技術」
第1章 セールスを疑え
第2章 数字を疑え
第3章 言葉を疑え
第4章 「科学的」を疑え
第5章 安全を疑え
第6章 メディアを疑え
第7章 通説を疑え
第8章 組織を疑え
第9章 自分を疑え

本の構成は「広ーく、浅く」という感じで、幅広い種類の情報に対しての正しい姿勢を書いています。
一つひとつのテーマは短い文章なので、とても読みやすくなっています。

著者の藤沢晃治は日テレの「世界一受けたい授業」にも出演したことがあるそうですが、恥ずかしながら私は知りませんでした。
この本を読む限り、知的で論理的で自分の目をしっかり持っている方なのかなと思いました。

藤沢晃治の頁