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『それでもお客様は神様ですか?』青木詠一 を読んで[2008-05-31]
『電子マネーのすべてがわかる本 Suica PASMO Edy ICOCA PiTaPa』竹内一正 を読んで[2008-03-10]
『63歳・東京外語大3年 老学生の日記』坂本武信 を読んで[2008-02-24]
『ロト6で3億2千万円当てた男の悲劇』久慈六郎 を読んで[2008-02-14]
『何故あの会社はメディアで紹介されるのか?』西江肇司 を読んで[2008-01-11]

2008-05-31

それでもお客様は神様ですか? (大和書房)電器売場店員のクレーム日記青木詠一
それでもお客様は神様ですか? (大和書房)
電器売場店員のクレーム日記
青木詠一

もくじ
プロローグ 「オマエじゃわからん! 店長を出せ!」
第1章 嵐のようなクレームの日々
第2章 クレーム現場の人間模様
第3章 人生が見えてくるクレーム現場
第4章 こんなクレーマーでもお客様?
エピローグ すべての傷ついた「天使」たちへ

量販店の家電売場の店員として、日々クレーム対応をしてきた著者が、その体験をWeb上で紹介し、それが書籍化されたのが本書です。

いや、驚きました。
本当にこんな非常識な客がいるんだ、と。
あらためて、店員さんって大変なんだな、と。

私も学生時代にカラオケ店でアルバイトをしていたので、いろいろ文句を言ってくるお客さんもたくさん見ました。
注文したドリンクが来ない、料金が間違っている、など店側スタッフのミスが原因のクレームもあれば、お客さんのわがまま・身勝手が原因のクレームもあったし、酔ったお客さんの意味不明な無茶苦茶な文句もありました。
そのときにいつも感じていたのは、「客なら何でもありなのか?」という疑問でした。
店員はお客さんに対しては、基本的に謝るしかありません。こちらのミスであろうとそうでなかろうと、「申し訳ございません」と言うしかないんです。
アルバイト時代には、ただただ嫌な気持ちになるだけで、すぐに忘れていました。

本書の中で紹介されているクレーム客も、ほとんどが無茶苦茶な要求をつきつけてくる悪質なものばかりですが、それに対応する店員さんたちの頭の中の動きがリアルに書かれていて、とっても面白いです。
クレームをクレームで終わらせず、客と店員双方が気持ちよく終わる解決方法を考えるその姿には感心するし、接客とはこういうものか、と感動するエピソードもありました。

言葉と心のあいだにあるもの。(旧 電気売場店員のクレーム日記)
2008-03-10

電子マネーのすべてがわかる本 (ぱる出版)Suica PASMO Edy ICOCA PiTaPa竹内一正
電子マネーのすべてがわかる本 (ぱる出版)
Suica PASMO Edy ICOCA PiTaPa
竹内一正

もくじ
PART1 電子マネー1.0からの進化
PART2 先を行くSuica、そしてEdy
PART3 PASMOが開く新たな世界と、オートチャージ戦略
PART4 ドコモの巧みで大胆なiD戦略
PART5 コンビニとスーパーはどの電子マネーを選ぶか
PART6 関西私鉄のピタパとJR西日本のイコカ
PART7 おサイフケータイ、そしてJR東海、九州、北海道、四国
PART8 PASMOオートチャージのおトクな選び方

Suica、PASMO、Edy、ICOCA、PiTaPa、iD、クイックペイ、ビザタッチ、ワオン、ナナコ、TOICA、…。
電子マネーってホントにいろんな種類がある。
鉄道会社も流通企業も銀行もクレジット会社も携帯電話会社も、様々な分野の企業がこぞって独自の電子マネーをつくっている。

本書は、消費者の側に立って「どう使えばより便利なのか」「どう使えばより得するのか」を考えた本だ。
個々の電子マネーそれぞれについて、基本機能の説明からはじまり、特徴、他との違い、得する使い方、どういった人におススメなのか、などが図解入りで丁寧に説明されている。

私は普段使っているのはSuicaぐらいで、それも買い物には使わずもっぱら電車に乗るだけだ。電子マネーについての知識は、ほとんど素人だ。
だから、本書を読んで、今さらながら驚いた。
「こんなに便利なものだったのか。えっ、そんなことも可能なの!」
便利なものを知らないということは、知らないうちに損をしていることなんだなあと気づかされる。

特に関心した項目は、PASMOのオートチャージの説明。
どの会社のクレジットカードと組み合わせるのが一番便利なのか、選ぶときのヒントをいろいろ与えてくれる。
ポイントの貯め方・使い方の話は、私には実に目からうろこだった。
4月から入学・就職・引越しで私鉄・地下鉄を利用するようになる人なんかは、新たに定期券を購入するその前に、一度本書を読んでおくと絶対にためになると思う。

NTTドコモのDCMX iDをはじめとした、おサイフケータイの話も、かなり詳しく書いてある。

とにかく、面白くてためになる、お得な情報がいっぱいつまった本で、一度は読んでおくといい本だと思う。人に教えたくなる話がたくさんだ。
2008-02-24

63歳・東京外語大3年 老学生の日記 (産経新聞出版)坂本 武信
63歳・東京外語大3年 老学生の日記 (産経新聞出版)
坂本 武信

内容紹介
団塊の世代が定年を迎える。そんな世代に贈る定年後を生きるヒントとなる本
著者の坂本武信さんは突然の心筋梗塞から生還、勤めていた会社を59歳で退社。本人いわく「ヒマツブシ」「ボケ防止」にと学生になり、難解なポーランド語に挑戦。「たった40歳」しか違わない若者たちと勉学。ポーランドでの語学研修にも参加、各国の留学生とも交流。若々しい心と確かな観察眼でつづる軽妙洒脱、ユーモアあふれる体験談。まさに、ビバ定年!の書であり、還暦の青春の書である。

サラリーマン人生を終えた60歳の著者は、第2の人生として東京外国語大の大学生になり、20代の学生と一緒にポーランド語を学び、さらには語学留学にまで挑戦してしまう。

とにかく、勉強を楽しんでいる著者の姿がまぶしい。
学生というのは本来はこうあるべきなんだよな、と。
講義には休まず出席し、遅刻なんてしない。もちろんサボったりはしない。
試験の勉強にも精を出し、学園祭では他の学生と一緒に劇を演じる。
そして学ぶほどにポーランド語・ポーランド文化にますます興味関心を深めていく。毎年のようにポーランドに短期留学に出かける。
なんて情熱あふれる学生かと。すごい。

また、著者から見る、「いまどきの学生論」みたいなものも書かれていて、それも面白い。

少子化で18歳人口が減って、大学の人気にも格差が広がって、入学定員を確保できない大学も増えているとかいう。
そうなってくると、団塊世代向けの講座を開いたり、入学試験にも「団塊世代特別枠」みたいなのができたり、積極的に団塊世代を受け入れる大学も増えてきたりするのかな、なんて思ったりもする。
2008-02-14

ロト6で3億2千万円当てた男の悲劇 (集英社)久慈 六郎
ロト6で3億2千万円当てた男の悲劇 (集英社)
久慈 六郎

内容紹介
もしも、ロト6で大金が当たったら……?
こんな夢を実現させてしまった男(38歳、独身、年収320万円)の人気ブログの単行本化。換金の手続き、銀行主催のカウンセリング、不眠症、人間不信、1万円札でツルを折る日々、それでもモテない現実、そして襲いかかる株式投資の大失敗(ウン億円)………。
一攫千金を夢見るすべての人、必読!世界で初めて「ロト6成金の体験」をリアルに描いた、悲劇と人間性回復のドキュメント!!

面白かった。
庶民が億単位の大金を突然手に入れると、こんなにも変わってしまうのかと。
これほどまでにお金の使い方が、金銭感覚が変わるとは。

それにしても、素人同然で株のネット取引で数億円を散在。
もうね、アホかと。

でも、いざ大金を目の前にしたら自分も同じようになってしまうかもしれないとも思い、恐ろしい気持ちになる。

この記事を書きながら、著者のブログを見ると、総資産は1億円を割っている。

ロト6成金のセレブな私生活
2008-01-11

何故あの会社はメディアで紹介されるのか? (アメーバブックス新社)PR最強集団のTOPが教える55の法則西江 肇司
何故あの会社はメディアで紹介されるのか? (アメーバブックス新社)
PR最強集団のTOPが教える55の法則
西江 肇司

内容紹介
同業界で同じ位の売上げ規模の会社であっても、メディアに頻繁に紹介される会社とそうでない会社がある。その差はどこからきているのか?
新進PR会社のTOPが、メディアにのるコツを教える。
本書では、PR最前線を55の法則に集約し、ケーススタディを紹介しながら、PRに初めて取り組む人にもわかりやすく解説。

私たちは日々、テレビのニュース・情報番組や雑誌などで様々な新商品や新サービスが数多く取り上げられているのを目にしている。
企業が新商品を発売して、それがテレビ番組で紹介されるまでには、私たちの知らなかったところで動いている人たちがいるのだという。
PR会社。メディアと企業との間に立ち、両者を上手につなげる役割を担う会社がそれだ。

本書の著者である西江肇司氏は、そんなPR会社の1つであるベクトルのCEOだ。
もくじ
序章 メディアに紹介されるには
第1章 これがPR最前線だ!―世の中の至るところに、PRは仕掛けられている
第2章 メディアの本質を知る14の法則―PRのプロになるための「基礎の基礎」
第3章 メディアを動かす17の法則―ポイントは「PR素材の開発」にあり
第4章 ストーリー&絵づくり9の法則―メディア好みの演出を準備しておくために
第5章 PRの近未来図―ベクトルが取り組む新手法

例えば、テレ東の「ワールド・ビジネス・サテライト」を見ていると、いろいろな企業が紹介されている。
新商品だったり、新サービスだったり、ユニークな社内制度だったり、社長や社員といった人物だったり、テーマは何でもありだ。

また、就職活動をしていたときには、雑誌「就職ジャーナル」を読んでいたけど、そこにも、もちろん数多くの企業が載っていた。
その記事を読んで初めて社名を知った企業や、記事の内容がきっかけで興味を持った企業は少なくなかった。

著者は、これからの時代は企業はPR活動に尽力すべきだと言っている。
テレビCMを巨額のお金をかけてつくり宣伝をするのではなく、テレビ番組の中の1コーナー、雑誌の1記事として紹介してもらうことを目指し、そのための戦略を考えて実行する。
旧来の広告会社のやり方とは異なる、何だかPRというのは実に面白い世界のようだ。

PR会社の社員たちは、日々どんな仕事をどんな意識でしているのか。
それを、自身の経験を交え、また国内外の企業の数多くのPR成功例など具体的なエピソードをたくさん交え、実に分かりやすく語ってくれる。
第1章から第4章までは、リアルメディアの話。
第5章はインターネットの話。

本書を読み終わった後は、ニュース・情報番組や雑誌の見方が変わってくると思う。

PR業界への就職を目指す学生さんには、ぜひおすすめの1冊。

巻末のPRケーススタディ100という、成功した有名なPR実例の一覧も面白い。
その後、PRの裾野はどんどん拡大し、情報を取り扱うメディアの数もそこを流れる情報量も膨大に増えた。さらにはインターネットという新たなメディアの出現で構造が変化し、企業はさらに真剣にPRに向き合うようになっているといえるだろう。メディアに対してどうつきあい、どうやって自分たちの情報を発信していくべきかを真剣に考える必要が出てきたのだ。


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