![]() | (光文社新書) 岡崎 武志 souiunogaii評価 |
書評家の岡崎武志さんが「読書」についてあれもこれも書いた、内容盛りだくさんの本です。
もくじ第1章 本は積んで、破って、歩きながら読むもの
第2章 ベストセラーは十年後、二十年後に読んだほうがおもしろい
第3章 年に三千冊増えていく本との闘い
第4章 私の「ブ」攻略法
第5章 旅もテレビも読書の栄養
第6章 国語の教科書は文学のアンソロジー
第7章 蔵書のなかから「蔵出し」おすすめ本
「なぜ人は本を読むのか?」という問いに始まり、著者の「読書への想い」、読書のスタイル、書評という仕事、本の選び方・買い方、子供時代から学生時代までの読書、などなど読書についての思いつく限りのことを一冊の本にした、そんな感じの本です。
ひとつはっきりしているのは、私の場合、本を読むことによって、自分がいかにものを知らないかを確認できる、ということだ。自分は知らないことだらけだ、ということが本を通してわかる。つまり、知らないことを知ることで、はじめて「それを知らなかったこと」に気づくのである。そして、知らないことを知ることは、つねに気持ちがいい。
著者は大の古本好きで、全国の各地の古本屋を巡って、掘り出し物を探すのが趣味だそうです。
自宅の書庫は本であふれていて、ブックオフには行くけれどアマゾンは使わない。
ベストセラー本や売り上げランキング上位の本には手を出さない。
という自分流の読書のスタイルを作り上げ、守っているという、(頑固な?)読書家です。
ところどころに「あれ?これは私とは違うな」と疑問に思う主張もあるのですが、それを含めても、こんな風に読書を愛する人になってみたいものだ、と思ったりもします。
ベストセラーを買う人は、本の中身より「話題」を買っているのだろう。
本書では、非常に多くの本が著者の書評とともに紹介されています。
(小説が中心)
そのほとんどは、私がタイトルも知らない本ばかりでした。
自分はまだまだ何も知らない読書の初心者だな、と思い知らされます。
私も、いつだって「もっと本を読もう」、読みたいと考えている。そして、見えない言葉で書かれた世界のことを、少しでもたくさん知りたいと思っている。
読書を何よりも愛する読書家の書いた、読書の本です。
「この本、私も読んでみたい!」と感じさせる文章は、さすが本職の書評家だな、と感心します。
著者が紹介してくれた本の中で、特に私が気になったものを、自分用の覚書として挙げておきます。








