2010-06-30

『構造化するウェブ』岡嶋裕史 を読んで

構造化するウェブ (ブルーバックス)構造化するウェブ
(ブルーバックス)
岡嶋裕史


souiunogaii評価 


内容紹介
「ウェブ2.0」はウェブの理想型ではなかった!

技術の進化がウェブの構造化を可能にする
ウェブの理想型のように語られるウェブ2.0は、じつは、ウェブの構造化における通過点でしかない。構造化が進めば、コンピュータによる「サービス」の連携が容易になる。
ウェブはまだまだ進化できるのだ。では、ウェブはどこへ向かい、何を可能にするのか。
ウェブの技術的系譜を追いながら、構造化を形作る技術について平易に解説する。
もくじ
第1章 情報システムのなりたち
第2章 SOAの登場 ―オブジェクト指向からサービス指向へ―
第3章 ウェブ2.0 ―構造化するウェブ―
第4章 ウェブサービス ―SOAとウェブ2.0の理念を実現するもの―
第5章 ウェブサービスの技術


岡嶋裕史さんの本を読むのはこれが4冊目。
本書が出版されたのは2007年だから、まだ"クラウド"という言葉が広まる少し前かな。

"クラウド"の土台であるWEBサービス技術について、丁寧で平易な言葉で一般の人向けに解説してくれている。
今まで読んだ他の岡嶋さんの著作と同様に、図表をふんだんに使い、専門的な用語はじっくり分かりやすい例を使いながら優しく解説してくれているので、非常に読みやすかった。

本書の最後に書かれていた、岡嶋さんの次の言葉がとても印象に残った。

利用者も「便利になった」と喜んでばかりはいられず、より一層の情報リテラシが必要になる。たとえば、家電が高度化すると、コンピュータウィルスの攻撃のターゲットになる。夏の東京でエアコンの設定温度を五度下げるウィルスが蔓延したら、電力テロに等しい事態を招く。
(中略)
誰かが作ったブラックボックスの気まぐれなアルゴリズムに生活を規定されるのではなく、自分の未来を決定する選択肢を自分の手の内に残しておくために。


『迷惑メールは誰が出す?』岡嶋裕史 を読んで
『暗証番号はなぜ4桁なのか?』岡嶋裕史 を読んで
『ウチのシステムはなぜ使えない』岡嶋裕史 を読んで

岡嶋研究室:関東学院大学


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