![]() | (新潮社) 木本正次 ![]() souiunogaii評価 |
内容紹介
昭和30年代、前人未到の難工事を成し遂げた男たちの魂の記録!
「このトンネルをぶち抜かなければ黒四ダムはできない!」
毎秒600リットル以上の水を噴出する破砕帯の脅威!それでも男たちは、日本の電力不足を救うために掘った。
かつてこれほど熱かったニッポン、その世紀の大事業を描く実録小説の傑作が新装版で登場!
先日フジテレビで放送されたスペシャルドラマを見て、何だかすごく胸が熱くなって、ぜひこの奇跡の物語についてもっと詳しく知りたい!
そう思った。
で、ドラマの原作である本書『黒部の太陽』を読んだ。
すごかった。
感動した。
ノンフィクション小説独特の、建設機器や過酷な自然条件、時代背景などの客観的な説明文と、
登場人物である大町トンネル建設スタッフの方たちの丁寧な心情描写とのバランスは絶妙だし、
ドラマを先に見ているせいもあって、物語の世界にぐっとひきこまれてしまった。
この奇跡的な物語が、昭和の日本で達成された事実であることには、もうその凄さに言葉が出ない。
映画「アルマゲドン」で彗星に穴を掘ったブルース・ウィルスもかっこよかったけれど、
大破砕帯に打ち勝ち見事にアルプスの山をぶち抜いたトンネルを掘った彼らのカッコよさは、それ以上かもしれない。
もくじ
1 神話への出発
2 三正面作戦
3 市民の中で
4 アルプスの横穴
5 地の果てへ
6 作廊、東谷前線
7 白い大敵
8 死生一瞬
9 二つの破砕帯
10 一本の鋲
11 一枚の紙も黒四へ!
12 光あまねき陰に
13 神話の中、人は流れる



最後に、非常に印象に残った、関西電力の太田垣社長の言葉を。
「危いって君、みんなそこで仕事してくれてるんじゃないか。仕事をいいつけた僕が、行かないという法はないよ」
「金は幾らでも使ってくれ。機械は世界中で一番いいのを使ってくれ。すべては僕が責任を持つ。君たちは何も心配せずに、ただトンネルの貫通だけに全力を尽くしてくれ」
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木本正次](http://rcm-images.amazon.com/images/P/4103324023.09.MZZZZZZZ.jpg)



